映像制作用語集
映像制作の現場では、業界用語が良く使われます。この用語集は、映像制作を検討されている方や初心者の方にも参考となる基礎用語を解説しています。分からない用語がありましたら、こちらでお調べください。
は から始まる用語
- ハイビジョン
- HDTVと同意語。高精細なテレビ、あるいは高品位テレビとも言われています。NTSC方式の走査線が525本であるのに対して、HDTVでは、1,125本または750本。画面のアスペクト比も従来の4:3から16:9へ。日本では、2009年現在、衛生放送のデジタルハイビジョンと地上デジタルハイビジョンの2種類がある。
- バストアップ
- 人物の胸から上を撮影すること
- バルク
- DVDやCDの納品形式で、1枚づつケースに収納するのではなく、スピンドルケース等にひとまとめして納品すること。
- PAL
- アナログ放送や映像機器、DVDなどの映像ソフトに関する規格のひとつです。主に中国やインド、イギリスなどが採用しています。
- パン
- 撮影時、カメラの位置を変えず三脚で固定されたまま、カメラを旋回させて撮影する技法のひとつ。
- パンフォーカス
- 撮影時、手前にある被写体から奥の被写体まで、全てにフォーカスが合っている状態を指します。一般的にはワイドレンズを使用して撮影しますが、十分な光量が無いと実現が困難です。
ひ から始まる用語
- Pケース
- DVDやCDを収納する透明の一般的なプラスチックケースで、ジュエルケースとも言われます。
- 被写体震度
- 撮影時、ある一点にフォーカスを合わせた時、ピンボケしないで映る範囲のこと。ワイドレンズは、この被写体震度が深いとされ、フォーカスを固定した状態で、被写体が動いたとしてもピンボケはしません。望遠になればなるほど、被写体震度は浅くなります。
- ビジュアルエフェクト
- 編集時、映像を加工し特殊効果を付加すること。主に映像のクオリティを高めていく技法。映像編集ソフト上で行う場合や専用のソフトを使用して効果的なエフェクト処理を行っていきます。
- ビットレート
- サンプリングビットレートと同意語。アナログ信号からデジタル信号への変換の際に、デジタル化した信号を何ビットのデータとして処理するかを示す数値です。
- ビデオキャスト
- インターネット上で音声や動画データを公開する方法のポッドキャストの動画版です。ビデオポッドキャストともいいます。ポッドキャストが音のブログとも言われるのに対し、ビデオキャストは映像のブログとも言われています。一般的にはMPEG-4を用い、RSS2.0を利用して番組の配信を行います。
ふ から始まる用語
- ブルーレイディスク(BD)
- デジタルデータの記録メディアのひとつ。DVDの後継となる光ディスクメディアで青紫色半導体レーザーを使用する。データ容量は一般的な120mmディスクで2層 50GBまで、拡張仕様のBDXLでは3層 100GB と 4層 128GBが用意されているが、BDXL規格は対応機器でないと再生出来ない。
- フレーム
- ビデオは1秒間に30コマで構成されいますが、1コマの単位をフレームと呼んでいます。
- ブロックノイズ
- 主にデジタル信号における圧縮の際に起こる四角いブロック状のパターンノイズのこと。HDVの撮影では、収録テープにブロックノイズがあると、その前後約2秒くらいが全く使えないこともあるため、注意が必要です。
- プログレッシブ
- 1フレーム(1/30秒)が奇数と偶数の2のフィールドで構成されるインタレース方式に対して、プログレッシブ(ノンインタレース)方式は、1フィールドに全情報が含まれます。パソコンのCETやBSデジタル放送がこの表示方式で、フリッカーが発生しません。
へ から始まる用語
- ベータカム
- BETACAM。ソニーにより開発されたアナログコンポーネント記録方式のVTR機器、またはそのテープで、放送用、業務用として事実上、世界標準となています。「ベーカム」と略して呼んでいます。ベータカムSPは、信号帯域を拡張し高画質化させたものです。
ほ から始まる用語
- ポスプロ
- ポストプロダクション。映像制作における撮影後の作業の総称です。
作業には、映像の編集や音楽編集、ナレーション入れなどがあり、この作業を行うスタジオ、または制作会社のことを呼び場合もあります。
- ホワイトバランス
- ビデオカメラやデジタルカメラにおいて、色温度が異なる光源状態でも、白色を正確に白く映し出すように補正する機能です。白いものが白く正確に撮影できれば、他の色も正確な色で撮影できます。