映像制作用語集
映像制作の現場では、業界用語が良く使われます。この用語集は、映像制作を検討されている方や初心者の方にも参考となる基礎用語を解説しています。分からない用語がありましたら、こちらでお調べください。
さ から始まる用語
- 撮影稿
- 決定した脚本を基に、撮影のために作成されたものを呼びます。決まった撮影稿のフォーマットは無く、主に出演者や技術スタッフに向けて、人物の立ち位置やカメラ位置・サイズ、ライティングなど分かりやすくしたものが一般的です。
し から始まる用語
- CSS(Content Scramble System)
- PCなどでの複製を禁止する機能。ディスクのコピーやファイルの複製などをしても再生は不可。
- シーケンス
- 連続、順序といた意味で、映像では、複数のカットを繋いでいくことで一つのシーケンスとなります。
- CG
- コンピュータ・グラフィックスの略称。イラスト等の2次元や立体的な3次元に大別されます。大掛かりな撮影セットを組めない場合や、実物映像では表現が困難なものに対して使われることが多く、専用ソフトを利用したパソコンやワークステーションで作成します。そのコストは、数万のものから数千万に及ぶCGがあります。
- 尺
- 映像作品の総時間や収録分数を表す場合によく使用されます。
- ジャケット印刷
- DVDケースやCDケースに差し込む用紙に印刷すること。ケースとジャケットが一体となった郵送にも便利な紙製のペーパートールケースもあります。
- 白完パケ
- 主に完成された作品「完パケ」に、テロップが入っていない状態にして保存しておく素材のこと。「白マザー」や「白素材」とも呼び、後日、テロップの修正や改訂があった場合に備えておく場合が多い。
す から始まる用語
- スクイーズ
- ワイド映像(16:9)を水平方向に圧縮して4:3の画像データとして記録する方式のこと。再生時は、従来の4:3のテレビでは、上下に黒が入ったレターボックスか、左右に黒が入ったピラーボックス、または上下左右がトリミングされたパン&スキャンの何れかで再生されます。ワイドテレビでは、画面いっぱいの16:9で表示されます。
- スタンパー
- DVDやCDを製造する際に、データを記録した溝を形成する金型のことです。この金型製造工程をマスタリングと言います。
- ストリーミングサーバー
- 映像や音声のストリーミング配信を行うサーバーです。複数クライアントに対して、同時にストリーミング方式のマルチメディアデータを配信することが可能です。サーバーや回線への負担が大きいため、ストリーミングサーバーを利用するのが一般的です。リアルタイムにストリーミング配信するには、専用のストリーミングサーバーでなければ行えません。
- ストリーミング配信
- サーバーにある映像や音声のデータをネットワークを通じて受信しながら再生を行う技術のこと。データを全てダウンロードしてから再生するのに対して、ダウンロードすることなく大きな画像データでも、ほぼリアルタイムでの配信、再生が可能です。
- スリムケース
- DVDやCDを納めるためのケースで、従来のトールケースの背幅を14mmから7mmまで薄くしたものです。
せ から始まる用語
- SECAM
- アナログ放送や映像機器、DVDなどの映像ソフトに関する規格のひとつです。主にフランスやロシアなどが採用しています。
そ から始まる用語
- 素材上げ
- 撮影後のテープを、アナログでは仮編集用に複製することを指し、デジタルでは、ノンリニア環境に合わせてハードディスクにデジタイズする作業のこと指します。SDメモリを取り込む場合も同様です。