映像制作用語集
映像制作の現場では、業界用語が良く使われます。この用語集は、映像制作を検討されている方や初心者の方にも参考となる基礎用語を解説しています。分からない用語がありましたら、こちらでお調べください。
か から始まる用語
- 海外プレス
- DVDプレスを海外の工場で行うことです。一般的に国内プレスに比べて、コストを抑えることができます。品質や納期は、国内プレスと比べても遜色がないと言われています。海外プレスは、DVDレーベル面には、どこの国でプレスされたのかを必ず表記しなければなりません。
- カチンコ
- 1回のショット(撮影)に対する情報を書いた小さな黒板で、そのショットの最初に撮影し、映像の内容把握や頭出しを容易にする。このとき、上部の棒で板を叩いて、編集の際、画像と音を同期させる事をを目的としている。
- カラーバー
- VTRやカメラ等の映像機器のカラーの状態をチェック、評価するための標準信号です。特にアナログのビデオ信号は伝送や記録において、雑音や歪みによる信号の劣化を生じやすく、カラーバーを用いて得られる信号を測定して品質を保持する必要があります。
- 完パケ
- 完成してパッケージ化されたマスターテープなどの略称。映像編集や音楽が入った完全な作品で、非常に重要な資産となります。このマスターから、複製テープを作ったりエンコードやオーサリングに利用します。
き から始まる用語
- キャプチャ
- 主にビデオテープの映像をノンリニア編集システムやパソコンを利用して取り込み保存する行為を指します。キャプチャした動画データは、任意のファイル形式にエンコードし保存します。
く から始まる用語
- クロマキー
- 撮影や映像編集において、2つの映像を合成する手法のひとつ。ブルーやグリーンを背景として被写体を撮影し、編集時でそのキーカラーを抜き、別の画像やCGを合成します。
け から始まる用語
- 決定稿
- 基本となる原稿をもとに何度か修正を重ねて書かれた脚本のことを指します。この決定稿をもとに撮影用の「撮影稿」を作成したりします。 編集やMAでも修正されることが多々あり、完パケになった状態でその内容と同じ脚本として完成したものが「最終稿」となります。
- 検証盤
- DVDを大量プレスをする場合、前段階でリスクを避けるためにプレスしたDVDと同等の検証用DVDを作成します。そのDVDで、映像やメニュー等の動作確認を行い、問題がなければ最終的に大量プレスを行います。
こ から始まる用語
- 国内プレス
- DVDプレスを国内工場で行うことです。海外プレスよりも信頼性という意味で1.5倍ほど割高だと言われています。
- コンポーネント端子
- コンポーネント映像信号を伝送するために作られた端子のこと。ハイビジョンテレビ等で使用される1080P、1080I、720PやDVDなどで使われる480P等という従来に比べて高品質な映像信号を、分離-合成などの余分な過程を減らして信号の劣化等を極力防ぐ目的で、コンポーネント映像信号をそのまま伝送できるよう、この映像端子が開発されました。